和歌山市のがんばる企業!
今回は、株式会社信濃路を紹介します。
本日、常務取締役冷水康浩さんと営業室課長小川偉也さんにお話を伺いました。
(左:営業室課長小川さん 右:常務取締役冷水さん)
Q会社の経営理念を教えてください。
信濃路が目指すところは、「何をおいても人を大切にできる会社となる事。」であり、そして「和敬喜心」という経営理念を設けています。
「和敬喜心」とは西平社長が様々な経験を経て人の大切さを学び、その経験から創られた造語です。「和を大切にし、人を敬い、人の喜びを自分の喜びと思う。その想いを常に心に。」という意味が込められており、全従業員の行動指針としています。
Q事業内容について教えてください。
信濃路は1975年にそば処としてスタートし、約2年に1店舗のペースで出店を続けています。まず主力ブランドである「信濃路」があります。和歌山県内に9店舗展開しており手打ちそば・うどんをメインに丼物、天ぷら、お造りなどの和食を提供しています。
次に「しなの路」を3店舗展開しており、そば・うどんなど和食を中心としたスタイルは変わらず、「しなの路」だけのお料理やランチなどこだわりを提供しています。また座敷席を設けており食事会や宴会にも対応しています。
お客様の目の前で天ぷらを揚げることで揚げたて熱々の天ぷらを召し上がっていただく天ぷら専門店「ころも」では、お一人様でもご家族様でもリーズナブルにお食事を楽しんでいただけます。また惣菜専門店の「和音」ではテイクアウト品やお弁当を販売しており、お惣菜を楽しく選んでいただけます。
2014年にオープンした「時ノ和珈琲」では自慢の炭挽きコーヒーをはじめ豊富なドリンク、パスタやサンド・ボウルメニューや甘味を提供しています。
( 信濃路 鳴神店 ) ( 天ざる )
Q「和みの会」について教えてください。
「和みの会」とはシニアの方々を対象に月一回開催している交流会です。和歌山市在住の満60歳以上の男女を対象としたふれあい作りのお手伝いをさせて頂くサービスで、高齢化や近隣関係も希薄化しつつある昨今において、営業時間内で比較的にお客様の来店が少ない時間を利用して、共通の趣味を持つ方、日頃で会えない方との出会い、ふれあいを楽しめる時間・場を提供しています。バリアフリー促進店を使用し、送迎バスを運行して参加してもらいやすいように努めています。
Q職場の雰囲気を教えてください。
各店舗において良い雰囲気で仕事が出来ていますが、特に「和敬喜心」という経営理念を掲げて以降は、理念に込められた思いが社員一人ひとりに浸透しており、お客様に少しでもおくつろぎいただけるようなおもてなしを心がけています。店舗全体の雰囲気が良いので風通しの良い、働きやすい職場となっています。
Qこれからの事業展開や今後の展望について教えてください。
店舗展開は慌てず、条件がそろえば出店するという形で考えており、社会情勢やお客様からのニーズや声掛けがあればできる限りそれに応えるようにしています。例として天ぷら専門店「ころも」や惣菜専門店「和音」の出店に関しては、「リーズナブルな価格で揚げたての天ぷらを食べたい」「家でおいしいものが食べられたら」等の要望があり出店しました。
そして今後は更に海外にも目を向けていきたいと思います。現在ベトナムに出店していますが、ただ出店するのではなく教育とプロデュースを柱に現地と交流を持ち地域活性につなげて行きたいと考えています。
また高齢化社会が進む中で、宅配・配膳業を視野に入れています。高齢化に伴い様々な問題が発生しており、その一つとして高齢者の方の外出が難しくなるといったことが挙げられます。そういった方々の飲食のお手伝いができればと考えています。事業の核は飲食ですが、お客様のニーズに応えられるように、社会情勢を見極めて事業の柱を増やしていきたいと思います。
Q採用について求める人材教えてください。
中途採用をベースに行っていますが、ここ数年は新卒採用にも力を入れています。現在弊社では30代~40代のマネジメント層が多く在籍しており、そこが信濃路の強みでありますが、20代の層が薄いので積極的に採用していきたいと考えています。
求める人材は、接客業なので元気で明るい人、そしてチャレンジ精神のある人です。元気の良い接客ができていると、店舗内の雰囲気も明るくなるので相乗効果があります。また、将来的には社内で何でもできるようにしたいと考えているので、料理だけでなく料理以外で得意分野を持っている人を積極的に採用したいです。
採用後は最初に店舗に配属され、現場で経験を積んでもらい、入社~管理職までのビジョンはキャリアアッププランに合わせて社内・社外研修を行いスキルアップしてもらいます。
弊社で働くことで、スキルや知識はもちろんのこと精神面でも成長してもらい、食を通じていっぱいの笑顔に出会い地域貢献へつなげたいと思います。