和歌山市|企業訪問日記・サイト担当者による事業者のインタビュー記事|第27回 和歌山の輝く企業“株式会社大山”

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第27回 和歌山の輝く企業“株式会社大山”
株式会社大山

業種:
卸売・小売
職種:
営業/ 販売・フード・アミューズメント/

和歌山市のがんばる企業!
今回は、株式会社大山を紹介します。
創業は明治33年という歴史ある和歌山市の企業です。

  
(本社は、空の青にみかんの黄色のロフト風になっています)

本日、お話してくださったのは代表取締役大山典男さんです。

  
      (代表取締役大山典男さん)

Q.会社の理念を教えてください

-お客さんとは『常と変』の関係です。

“常”は社是と信条。顧客第一主義です。いつの時代もお客さまで成り立ちます。役所も銀行もお百姓も、資本主義はお客さんに依ります。そして時代は消費者、お客さまが作っていきます。

“変”は経営戦略です。時代に応じて企業は適応していかなくてはいけません。ライバルは『時代の変化と過去への執着』です。このような“こころ”は、社員には伝わりにくいのですが、「もし、私がお客さんだったら・・・」、「ホコリはいやでしょう。トイレは綺麗な方がいいでしょう」とお客さんの立場になればということを話します。

社是(モットー)があります。①私たちは、お客様の喜ばれるよう存在します。②私たちは、お客様に喜ばれるよう努力します。③私たちは、今日も1日楽しく元気に働きます。
  

Q.主な事業や商品のポイントを教えてください
-主な事業は「文具」、「オフィス関連」、「エコリフォーム」、「通販」です。
お客さまが「大山へ行ったら何とかなる」と思われる仕事をしています。お客様のご希望に応えるよう必ず最大限の努力をします。松下幸之助翁が言っていた『はたらきやすく』の『は(早く)・た(正しく)・ら(楽に)・き(きれいに)・や(安く)・す・く』の気持ちを大切にしています。
オフィスの改善は、業務の改善です。オフィスのレイアウトを変える事で仕事がしやすくなります。環境を整える事は、快適さや省エネに繋がります。 

文具は人にとってなくてはならないものではありません。『衣・食・住』ではないからです。では、何故文房具があるのか?昔から『文房四宝』という言葉があります。人々は昔から生きてきた事を記録に残してきました。生きてきた事を残したい、快適な生活をしたい。文房具は衣食住に関わらない“文化品”なのです。
  
    
        ( 筆記用具コーナー )

文具と並ぶもう一つの柱は「エコ・住環境」で、暮らしの中のオール電化、太陽光発電、エコリフォームの事業に力を入れています。

初島の東燃ゼネラル石油和歌山工場の用地に、1㎞四方の規模で、太陽光発電のパネル設置工事をしました。24万枚のパネルを使い、31メガの発電規模です。有田市の8,000世帯分の電力が賄えます。私達は工事を担当しました。印南町、かつらぎ町などでも工事をしています。その他、かってはビッグホエールや岩出市総合体育館の“移動観覧席”の工事も施工しました。

    
          (太陽光パネル設置写真)

Q.これからの事業の目標を教えてください
-オフィスの住環境の事業領域を広げ、どのようにすればお客さんのお役に立てるかを考えています。
住宅関連で、いろいろな優れた部材や製品があります。

断熱システムの「トップヒートバリアーシート」は、太陽からの輻射熱(電磁波)の98%をカットします。真夏に38°でもエアコン不要の環境を作ることができ、冬場も同様の効果を発揮するので、大幅な省エネを実現できます。

抗酸化水処理装置の「エルセ」は、建物の水道メーターに付けられます。元から取り付けていますので、建物全体に綺麗な水が流れ、半永久で使用できます。

今後も快適な環境を生み出す為の製品を扱っていきたいです。
    
         ( 事務所 )

Q.仕事のうえでの心がけている事と就職活動中の方へのメッセージをお願いします。
「気付きと実践」です。気付いたことはすぐにやります。これは全てに通じます。

オール電化の仕事を担当していた社員が太陽光発電のパネル設計・施工を担当してくれました。彼は常に前向きに、自ら、勉強して太陽光発電のプロになっています。今は次のエコリフォームを勉強しています。         

自分で仕事の幅を広げて欲しいです。与えられた仕事だけでなく、自分で考えてできる人が欲しいです。

まずは与えられた事を何でも一生懸命にやる。そうすると、“気付きが生まれ”それが他の仕事につながって行きます。言われた事しかしない人、できるのにしない人は要りません。がんばってください。