和歌山市のがんばる企業!
今回は、株式会社農業総合研究所を紹介します。
(本社玄関)
本日、お話してくださったのは取締役CFO松尾義清さんです。
(取締役CFO 松尾義清さん)
Q.会社の理念を教えてください
-当社は、「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」を経営目標に掲げ、日本から世界から農業がなくならない仕組みを構築しております。そのためにまずは、経営方針である「ビジネスとして魅力ある農産業の確立」を、ITを駆使し実践しております。
Q.主な事業を教えてください
-当社の主な事業は、「農家の直売所事業」になります。農家の直売所事業は、当社が運営する集荷場で登録いただいた生産者から農産物を集荷し、原則翌日にスーパーマーケットの直売所コーナーで販売することです。つまり、生産者とスーパーを直接つなぐ流通を構築しております。これまで、郊外の直売所や道の駅に行かなければ購入できなかった生産者の顔が見える「安心・安全・新鮮・おいしい」農産物を、日々生活者がご利用いただいているスーパーにて購入できる仕組みを提供しております。
生産者から農産物を集める拠点のことを集荷場と呼んでおりますが、その集荷場は全国に55箇所あります。18箇所の集荷場が直営で、それ以外は他社に業務委託しています。登録生産者は約5,800人、販売先であるスーパーは約700店舗です。生産者は全国に200万人、スーパーは2万店舗あるといわれています。まだまだ拡大する余地があり、成長していく事業です。
(事務所風景)
代表の及川氏は、東京出身。ガス機器の商社で営業マンとして働き、結婚を機に和歌山へ、妻の実家である農家でキュウリ作りを始め、大阪では八百屋の経験もしました。生産と販売の両方の現場を経験し、農家を取り巻く状況は厳しく、流通ルートがないことに気づき、そのような会社をハローワークで探したが見つかりませんでした。そのことから、会社がないのなら自分で作ろう、日本・世界から農業がなくならない仕組みを作りたいと農業総合研究所を設立しました。
及川氏は、若くて優秀な人材に農業に興味を持ってもらうためには、高い収入が不可欠で、魅力ある職業にならなくてはいけないと考えています。
(東証マザーズ上場記念章 及川智正代表)
Q.こらからの事業の夢・目標など教えてください
-全国のスーパーと生産者の方をつなぎたいです。また、日本国内に留まらず海外へも流通をさらに拡大し、農業は儲かる、かっこいい職業にすることです。
(経済産業大臣より表彰状)
Q.仕事のうえで大切にしている事を教えてください
-楽しく、明るく、あきらめない事です。社員みんなが幸せにならなければ意味がありません。
農業総合研究所では、社員同士のコミュニケーションは多いです。また、社長がよく新聞で取り上げられているので自分の会社がこんなに取り上げられていることにも喜んでいます。仲が良いのでその地域の社員が集まって、飲み会なども自分たちでしています。
Q.求める人材を教えてください
-主体性を持って仕事できる人材、失敗を恐れない人、農業を何とかしたいという熱い思いのある人です。
チャレンジをしてミスをする事で成長していくこともあります。私たちは、ミスを咎めません。それは、経営陣の責任でもあると受け止めています。
熱い思いをもって、チャレンジできる人材です。