和歌山市|企業訪問日記・サイト担当者による事業者のインタビュー記事|第4回 自社オリジナル商品の開発で挑戦し続ける四代目の老舗企業

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第4回 自社オリジナル商品の開発で挑戦し続ける四代目の老舗企業
株式会社 中原製作所

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職種:

皆さんこんにちは。
今年度も市内の企業を訪問する中で、皆さんにもぜひ知ってもらいたい!と思うような
“元気一杯”、“魅力的な”、
“頑張る”企業を紹介していきたいと思います(^^) 

今回は、建具業界の中でキラリと光る企業として株式会社中原製作所さんを訪問しました。

 
      (写真:中原製作所)

この中原製作所さん、何と100年企業なんですね。
明治31年創業ということで、記者も最初訪問する時は“ちょい敷居が高いかなって思ってました。
今回応対していただいたのが、この人

株式会社中原製作所
専務取締役 中原勝美さん 老舗の四代目です


 (写真:専務取締役 中原勝美さん)

この中原さん、聞いてみると実にユニークな経歴なんです。
大学では、マーケティングを専攻しており卒業後に営業職やコンビニの店長も経験されました。
知人の紹介で現在の奥さん(社長の娘さん)と知り合い、運命に導かれるように和歌山に来て
経営者になったらしいです。
「夢をかなえたって事ですかね」

ここの強みは、特許を取得している「逆Vカット工法」 

ドアの目地部分をつくるときに、従来は板の樹脂シート側に溝を入れていたのですが、
それだとシートが途切れてしまい、切れた部分には着色や別の素材を貼るなど、別工程が必要でした。

それに対して逆Vカット工法は、薄いシート部分を残し、裏側の木材を削ってV字の溝を入れるらしいのですが、
これにより「折り紙のように曲げることができる」工法です。

 
    (Vカット工法の写真)
 

平成25年には和歌山県発明賞も受賞
過去には住宅などの下請け、OEMだけを行ってきましたが、Vカット工法技術が確立されてからは、
オリジナルブランドで勝負するようになったそうです。

現在は、自社オリジナルの木製ドアの販売で全体の20%に達するほどに成長して、今後は
一般ユーザー向けのネット販売や、将来的には海外への販路も視野に入れたいと抱負を語っていただきました。
 

記者も同年代なので、中原専務と話してると元気がもらえるんですね。(笑) 

因みに、中原専務はわかやま塾にも参加され、代表幹事をされています。
今後も多方面で活躍が期待され、ますます目が離せない そんな“老舗の四代目”です。
中原専務どうもありがとうございました。