和歌山市|企業訪問日記・サイト担当者による事業者のインタビュー記事|第124回、人を財として顧客と社会に貢献する<br/>『山本産業株式会社』

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第124回、人を財として顧客と社会に貢献する
『山本産業株式会社』

業種:
製造
職種:
ものづくり/ その他(分類できないものも含む)/

和歌山市のがんばる企業!

企業訪問日記をご覧の皆様こんにちは!

第124回となる今回は、人を財として顧客と社会に貢献する『山本産業株式会社』をご紹介します。

取締役 総務部長 山本純司さんと総務部労務課長 江﨑崇さんにお話を伺いました。

(江﨑課長)   (山本部長)

会社について

会社の歴史を教えてください。

  • 昭和22年10月 山本良之助により資本金195千円にて株式会社山本化学工場を設立
    本店を和歌山市太田369番地に置き、洗濯石鹸・伸線用石鹸(業務用)の製造を開始
  • 昭和26年 花王石鹸株式会社和歌山工場の下請業務として工業用石鹸・薬用石鹸の受託加工業務を開始
  • 昭和29年 花王新洗剤(ワンダフル)の充填加工を当社太田工場並びに花王石鹸株式会社和歌山工場内で受託加工開始
  • 昭和32年 商号を株式会社山本化学に変更
    花王石鹸和歌山工場内にて家庭用洗剤・業務用洗剤・化学品の充填包装作業の受託加工開始
    代表取締役に山本純敏が就任
  • 昭和46年 資本金を780千円に増資
  • 昭和48年 資本金を3,120千円に増資
  • 昭和52年 商号を山本産業株式会社に変更 本店を和歌山市紀三井寺531番地4へ移転
  • 昭和53年 資本金を12,480千円に増資
  • 平成16年 特定労働者派遣事業開始
  • 平成17年 本社工場にセット工場増設
  • 平成22年 代表取締役会長に山本純敏が就任
    代表取締役社長に大東俊晶が就任
  • 平成25年 和歌山税務署より優良申告法人として表敬を受ける
  • 平成30年2月 岩出工場を開設
  • 令和7年5月 代表取締役社長に山本純久が就任
(本社・紀三井寺工場)

経営理念はどういうものですか。

≪経営理念≫

『人を財として、顧客に満足していただける
優れた価値を提供し、顧客と社会に貢献する』

― お客様には喜びを従業員には幸せを ―

この考えは、近江商人の「三方よし」(「売り手よし」、「買い手よし」、「世間よし」)の考えからきています。

お客さんが喜んでいないと満足したサービスを提供したとは言えません。それでは、正当な対価をいただくことができません。一時的には良くても、結果的には従業員が不幸せになってしまいます。従業員が不幸せだったら、不満が募っていって、お客さんへのサービスが疎かになってしまいます。

仕事に支障が出てミスが多くなったら、従業員の離職から、仕事が回らなくなり、お客さんの信用もなくなり、その結果、従業員もお客さんも両方が不幸せになってしまいます。そうはならないように、両方に喜んでもらえるところをまず、一番大事にしようと考えています。

事業内容を教えてください。

当社の主要取引先は花王株式会社和歌山工場が大部分を占めています。原材料の受入れや供給、配合作業そして充填包装、詰め合わせ作業など、モノづくりの一連の工程を請け負っています。一般的に知られている「アタック」や「キュキュット」などの製品にも携わっています。

工場が24時間稼働のため、勤務形態は交代勤務です。正社員・契約社員が約65%、パート社員が約35%となっています。パート社員は、朝〜夕方、夕方〜夜間、深夜のみ、土日祝のみなど、多様な勤務シフトがあり、24時間体制を維持できるよう柔軟な働き方を整えています。

仕事について

業務を進める上で、心掛けることを教えてください。

当社の仕事はシンプルな作業が中心ですが、毎日決められた量を正確に行うことが基本であり、最も大切にしている点です。

職場ごとの業務内容について教えてください。

■一般供給作業
製品容器やダンボールなどの資材を機械へ投入する作業で、主にパート社員が担当しています。
■機械オペレーター
資材や容器が流れてくるラインで、液体を充填する機械の操作を行います。不具合時の調整や清掃も担当します。
■リフトマン
完成した製品の倉庫搬入や、トラックへの積み下ろしを行います。
■ケミカル業務
企業向け製品や自社製品の原料となる化学製品の配合を担当します。危険物取扱資格が必要な専門性の高い業務です。

また、作業者を支える生産管理のリーダー、勤務シフト担当者、部署をまとめる課長、生産課などの管理部門もあります。従業員に関する管理業務は紀三井寺本社で一括して行っています。

地域貢献活動について

当社は「地域が元気であること」を大切にしています。良い商品は人の力から生まれ、その人を育むのは地域の学校やコミュニティ、環境など総合的な力だと考えています。

地域と人を大切にし、活力ある「和歌山」をつくる企業であり続けたいと考えています。サッカー「アルテリーヴォ和歌山」の選手雇用パートナーとして応援しており、現在も選手が2名在籍しています。昨年は関西リーグ優勝を果たし、紀三井寺のスタンドが埋まるほど観客が増えるなど、地域の盛り上がりを感じています。

身近な川沿いの環境保全活動、自治会の避難経路清掃、被災地へのボランティア派遣など、地域や社会に貢献する活動に積極的に参加しています。

(水軒川クリーン作戦)
(名草山避難経路清掃)

職場の雰囲気や仕事のやりがいについて教えてください。

従業員は同じ部署で長く働くことが多く、職場の雰囲気はとても良いです。勤務後にリーダーの声かけで食事に行ったり、職場単位でバーベキューなどのレクリエーションを行うこともあります。

仕事のやりがいとしては、自分たちが携わった製品が店頭に並んでいるのを見ると嬉しくなります。ロット番号を見るとどのラインで作られたか分かるため、製品づくりに関わっている実感が持てることが励みになっています。

社員の育成について

まず現場でのOJT研修を行い、その後、階層別研修を実施しています。若手社員やリーダーなど、それぞれの立場に応じた成長をサポートします。
また、新卒社員には、直属の上司ではなく、年齢の近い先輩社員をメンターとして配置し、仕事以外の相談もしやすい体制を整えています。きめ細かく手厚い研修制度が特徴です。

独自の取り組みについて

熱中症対策として、タイムカードをかざすと夏期は週2本、冬期は週1本のドリンクが受け取れる自動販売機「DAKARA給水所」を設置しています。
それとは別に、ウォーキングや食事記録など日々の健康タスクでポイントが貯まり、社内の自動販売機で健康ドリンクと交換できるサントリーの健康サポートアプリを導入し、健康のために歩こうフェスとして、社員の健康増進に取り組んでいます。
また、花王和歌山工場敷地内の移動負担を軽減するため送迎バスを運行しています。サッカー応援の際には従業員向けにバスを出し、試合観戦後に観光地へ立ち寄るなど、社内交流の機会にもなっています。

(ラッピングバス)
(ラッピングバス)

今後の目標や計画について

今後の目標や計画について教えてください。

次世代へつなぐため、30代の若手・中堅社員を組織の中核として育成する取り組みを進めています。取引先の成長は当社の成長と密接に関わるので、事業基盤を強化するための単価交渉なども継続して行っていきます。

採用において求める人材について

当社には「モノづくり」を通じて誰もが輝ける場所があります。働く時間帯や日数など、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。自分に合った働き方を見つけていただけると考えています。

現在就職活動中、今後活動する方へのメッセージをお願いします。

当社には多様な職種があり、きっとどこかに合う仕事が見つかるはずです。入社後に合わないと感じた場合は、他の職種への変更も可能です。

また、子育て中は交代勤務が難しくても、子どもが成長して手が離れたタイミングで交代勤務に変更し収入を増やすなど、生活スタイルに応じた働き方の変更もできます。資格・経験・年齢に応じた仕事もありますので、ぜひ一度ご相談ください。

インタビューを終えて

今回の取材で印象的だったのは、最大のアピールポイントとして「抜群の安定性」を挙げられていたことです。長年にわたり積み上げてきた取引先との信頼と実績が、その安定性を支えていると感じました。 地域に根ざし、社員の幸せを大切にしながら、働き続けたいと感じられる会社とすることで、優れた価値を提供し続けることが、顧客の喜びにつながり、社会に貢献するという深い想いを伺うことができました。

このインタビューが、皆さんの進路選択やキャリアのヒントとなり、地元企業の魅力を再発見するきっかけになれば幸いです。 『山本産業株式会社』さんの今後益々のご繁栄を祈念いたします。