和歌山市|企業訪問日記・サイト担当者による事業者のインタビュー記事|第116回、事務機器、事務用品の販売・修理等『株式会社稲葉』

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第116回、事務機器、事務用品の販売・修理等『株式会社稲葉』
株式会社稲葉

業種:
卸売・小売
職種:
営業/

和歌山市のがんばる企業! 

 企業訪問日記をご覧の皆様こんにちは!

第116回、今回ご紹介するのは、事務機器、事務用品の販売・修理等を行っている

『株式会社稲葉』です。

常務取締役 稲葉聖子さんと取締役営業部長 田村錦一さんにお話を伺いました。

会社について 会社の歴史を教えてください

1946年 7月(昭和21年) 和歌山市納定2番地において、稲葉貫随・稲葉綾子が稲葉商店を創業。文具謄写用品の販売を始める
1948年10月(昭和23年) 和歌山市六番丁9番地に移転する 1950年 9月(昭和25年) 法人化し株式会社稲葉商店とする。資本金50万円。
初代社長 稲葉貫随が就任 1951年11月(昭和26年) 和歌山市十番丁2番地に移転する
1954年11月(昭和29年) 資本金150万円に増資する
此の頃より謄写輪転機等事務用機器の販売に取り組む
1964年12月(昭和39年) (株)リコーの和歌山県特約店となり、電子コピーの販売に取り組む
1970年11月(昭和45年) 和歌山市十番丁2番地の2に現事務所の新築工事に入る
1971年4月(昭和46年) 新築竣工
1971年7月(昭和46年) オフィスコンピュータ等情報機器の販売に取り組む
1974年8月(昭和49年) 資本金1,700万円に増資する
1981年 3月(昭和56年) 初代社長 稲葉貫随死去
1981年4月(昭和56年) 稲葉敏彦が社長に就任
1981年11月(昭和56年) 旧事務所を解体し新倉庫建築に着手
1982年3月(昭和57年) 新倉庫完成
1987年10月(昭和62年) 社名変更し、株式会社稲葉とする。地番変更により、和歌山市十番丁51番地となる
1990年 11月(平成2年) 事務所リニューアル工事完成
2005年11月(平成17年) 海南出張所を開設
2006年 1月(平成18年) 紀の川市出張所を開設
2010年1月(平成22年) 岩出市出張所を開設


経営理念はどういうものですか

≪経営理念≫『“より愛される会社”づくりを目指す。』
“より愛される会社”になるために、より良い商品を選びより多くのお客様に適正な価格で提供し、社員一人ひとりが創造性ある活動をし、社会的に貢献できる企業にしたいと考えています。≪経営基本指針≫情報化社会に対応したオフィスの環境づくりを目指し、常にお客様に喜ばれ満足を与えられる会社であるよう努力する。「誠実」「信頼」「愛情」を合言葉に新しい情報をお客様に提案しよう。
 これら、経営理念や経営基本指針のもと、社員一丸となって取り組んでいます。 事業内容を教えてください

いわゆる事務機屋です。オフィスに関わる様々なことに携わっています。OA機器・事務用機器等の販売、修理及びIT関連機器・ソフトウエア・消耗品の販売、 オフィス家具の販売及び設置工事を行っています。

オフィスの新設やリニューアルを行う際には、レイアウトや内装仕上げ、家具や機器の販売設置までをトータルに提案いたします。

官公庁・学校・病院関係・福祉施設・一般企業等のお客様を中心に営業をしています。

営業範囲は、紀北エリアを中心に、県下全域に展開しています。


~ここからは、「稲葉」の具体的な取り組みについて伺いましょう~ 独自の取り組みはありますか

複合機・印刷機・OA機器・高速プリンター等、自社でメンテナンスできるアフターサービス要員を4名配置しています。お客様からの問い合わせにスピーディー に対応できることが当社の特徴です。


仕事について 職場毎の業務内容について、教えてください

①営業業務商談の大きな柱であるOA機器・オフィス家具あるいは文具事務用品等の営業に廻る業務で、主に8割~9割は既存のお客様との取引きになります。
②内勤(事務)業務お客様の応対や電話対応、文具事務用品等の受注及び発注、荷受けや納品書発行業務、入金処理や請求書の発行等の事務を行っています。
③サービス(メンテナンス)業務お客様への納入設置作業及び定期点検、納品済みの機器に不具合が生じた場合、アフターサービス要員によるメンテナンス業務を行っています。

職場の雰囲気や仕事のやりがいについて教えてください

若手社員が意見を言いやすい、お互いに言いたいことを言い合える職場です。仕事の中でも社員の声を積極的に取り入れているなど風通しの良い環境が整っています。

営業課の若手社員の方は、「例え失敗しても、諸先輩方に優しく丁寧にフォローしていただき、のびのびと仕事をさせてもらっています。お客様もやさしい人が多いです」とおっしゃられていました。

当社は営業がメインの仕事ですので、提案を通じてお客様に「この機械を入れてよかった。便利になった」と感謝していただいたときにやりがいを感じます。

 サービス業務については、機器の故障などでお困りになっているお客様に素早く対応することや、技術力を高めることでサービス提供の品質が向上し、その結果お客様のCS向上につながることでやりがいを感じます。

今年、主要取引先メーカーが開催するサービス部門のコンテストで関西地区代表に選ばれ西日本大会に出場する社員もいます。



社員の育成はどうされていますか。

新卒の方には、先ず一般的な社会人の知識を身に付けてもらうため、外部の新入社員研修に参加してもらっています。その後、各メーカー主催の研修を受け、専門的な知識を習得してもらいます。経験者の方は、このメーカー研修から参加してもらいます。

日々の業務については、先輩社員に同行し、実際の業務の中で教育していきます。

その他、弊社独自に社員研修を設け、年1~2回外部講師を招いて、各人のスキルアップの為の研修会を開催しています。

その他に福利厚生制度はありますか

 基本的な福利厚生事業の他に、スポーツジムと法人契約、社員旅行や親睦会主催のスポーツ大会・BBQ等を開催しています。 有給休暇も取得しやすい環境が整っています。

 各種資格の取得をしようとする場合、受験料・諸費用等を会社負担して、積極的に推進しています。

 当社独自の取り組みとして、毎月、営業個人の売り上げ達成時や各販売部門毎に設定した条件に基づき報奨金を支給しています。また、資格手当なども充実しています。販売促進案は毎年内容を考えながら、社員のモチベーションアップに取り組めるよう設定しています。

今後の目標や計画について 今後の目標や計画について教えてください

紙からデータへの移行等、ペーパレス化が進んでいく中で、お客様の課題解決に対し、複合機の機能とアプリケーションの提案により新たな価値提供に取り組みたいと考えています。また、ネットワーク周辺機器の販売についてもより一層強化していきたいと思っています。

お客様を知り、お客様の役に立ち、お客様と共に喜ぶ姿を目ざしていきたいと考えています。

採用について求める人材について教えてください

採用については、営業面ではコミュニケーションのスムーズにできる人を求めています。お客様のお悩みやお困りごとを聞き取るためにはとても大事です。また、サービス部門については「機械類が好き」「興味がある」ことはもちろん、向上心のある方を求めます。

最後に現在就職活動中、今後活動する方へのメッセージをお願いします

  当社は、地元に根差した会社として「和歌山で長く働きたい」と思ってくれる人を歓迎します。経験豊富な即戦力の人材も求めています。応募をお待ちしております。

インタビューを終えて

和歌山市の中心地、金融街にも近いところに「株式会社 稲葉」さんがあります。

対応していただいた稲葉聖子さんと田村錦一さんの笑顔が素敵で、『当社は、アットホームな雰囲気の中で社員一丸となって頑張っています』という言葉はとても心に残りました。また、訪問の際にお二方が若手社員の方とフランクに接している姿を拝見し、本当に風通しの良い会社なんだと感じました。

『当社は、和歌山県に根差した企業として、地域一番の店を目指しています』という方向性も一貫性があり、堅実な経営を目指されているのも魅力的です。

『株式会社 稲葉』さんは令和6年7月で創業78年になりました。さらに100周年に向かって益々のご繁栄を祈念いたします。

本日は本当に有難うございました。