今回は、地域の情報がぎっしり詰まった新聞を発行する「ニュース和歌山株式会社」を紹介します。
今日は、笑顔がステキな営業部 営業課の森嶋さんにお話を伺いました。
Q.会社の経営理念を教えて下さい。
「この貴重な平和と民主主義を守り、住みよい地域社会の実現に寄与したい」
ニュース和歌山の信条、冒頭の言葉です。1964年の創刊時から、一貫して「地域社会への貢献」を念頭に、和歌山で生活する人たちのお役に立つためには、記事、広告とも、どんな情報をお伝えすれば良いのかを常に自問し、発行を続けています。
Q.事業内容について教えて下さい。
地域情報がぎっしり詰まった新聞「ニュース和歌山」を、毎週土曜日と第2・4水曜日に発刊することです。ニュース和歌山は、日刊4紙と日本経済新聞に折り込む形で、和歌山市、海南市、岩出市、紀の川市、紀美野町へ15万650部を無料で配布しています。
発刊形態や配布方法は、時代により変わってきましたが、新聞紙面による地域情報のきめ細やかな発信を事業の基本にしています。 和歌山の街の話題や人の表情、歴史、行政の動きからイベントの計画までを取材し、和歌山に暮らす人の視線でより親しみを持って触れてもらえる形で発信を心がけ、読者の方からは「最も故郷を感じる地元のメディア」との評価を頂いています。近年は、メディアの多様化に伴い、紙に限らず、ホームページやSNSを通じた発信に加え、コンテンツを発刊物として発行することにも力を入れています。まちづくりや地元の歴史文化への貢献も目指しています。
広告部分では、地元企業や商店、各種団体から広告出稿をたまわり、和歌山の人に役に立つホットな情報をお届けしています。正確で品位ある広告原稿への反響は強く、スポンサー並びに読者の方から常に高い信頼を頂いています。中でも地域ニーズの高い求人情報においては、2009年から求人サイト「バイトル」を運営するディップ株式会社と連携し、インターネット、新に刊行した求人情報紙、紙面と合わせ、より多くの層へのアプローチを図りました。2018年9月には弊社独自の求人サイト「わかやま求人ガイド」を立ち上げるなどこちらも媒体の複数化を進めています。
このほか、お客様のご要望により、パンフレットやポスター、シンボルマーク、ロゴ作成と新聞事業で培った編集デザイン部門で、制作販売の事業展開も進めています。
Q.これからの事業展開・展望を教えて下さい。
地域の大切な情報源としてニュース和歌山発行を中心とするのは、今後も変わりません。
2016年から和歌山市の小学生を対象に、各学期の終盤に小学生新聞を制作し、小学校を通して無料配布を開始しました。既に、海南市の小学校も対象とし、より多くの子どもたちに親しんでもらっています。
また、新聞を購読しない人向けには、ニュース和歌山HPで主要記事やイベント情報、コラムを無料公開しています。
HPでは、わかやま求人ガイドやニュース和歌山PLUSも無料で閲覧でき、スマホやパソコンから気軽に情報を得られる機会を提供しています。
Q.会社の福利厚生や取組について教えて下さい。
各種社会保険をはじめ、営業、編集などの各種手当て、退職金制度を完備し、安心して勤務して頂ける環境を整えています。勤続10年ごとにプレゼントされる、「1週間の特別休暇と旅行券」は、特に好評を得ています。
また、社内に課長、主任の集まる会があり、そこから発案される色々な提案をもとに行事を実施し、月に1回社内報に取り上げています。特に近年は災害が続くことから、2017年は広川町の「稲村の火の館」を見学。2018年には「四季の郷公園」で防災キャンプを実施しました。キャンプといいましても、テントを張って行うものではなく、ツナ缶で「簡易コンロ」を、新聞紙で「薪」を作り、直接火にかけないで湯せんだけで「カレー」を調理して、防災意識の向上を図るとともに、社員間の交流を深めました。
このほか、公的機関の出前講座を活用した防災や介護保険などの学習会を随時開いています。
なお、社員が交流を深め、結束を図るための活動には、会社が随時サポートしてくれます。
Q.職場の雰囲気はどのようなものですか。
社風を一言であらわすと「まじめ」です。勤続年数は平均14~5年と長い社員が多く、地域とのつながりが深く強いのが特徴です。それを支えているのが、社員の生真面目さだと自負しています。
こぢんまりした会社であり、互いに助け合い支えあいながら業務を進めています。
Q.ニュース和歌山が求める人材について教えて下さい。
まず和歌山に関心があり、ここに住む人々が安心して気持ちよく暮らせるよう、新聞発行を通してサポートしたいという思いがある人や、伝統や習慣を大切にしながらも、さらに良い方法がないかを自問し、考えられる人です。
Q.研修について教えて下さい。
社会人としての基本的なマナーや一般常識は、ビジネスマナーで学んでもらいます。
実際の業務は、先輩社員同行のもと、取材や営業の現場を体験する事からスタートします。
基本的な事項を身につけた後は、単独で動けるようサポートします。
【先輩社員(UIJ)インタビュー】
ここまでは会社の事についてお話して頂きましたが、続きましては、入社6年目の先輩社員として、森嶋淳哉さんご自信のことについて伺いました。
Q.現在の業務内容について教えて下さい。
広告の営業です。お店の宣伝をはじめとする営業広告や、人材を募集する求人広告を販売しています。営業先は大手企業から町工場、飲食店まで様々で、お客様と一緒に広告内容を考えたり、提案したりしています。また企画営業的な部分もあります。行動範囲は、和歌山市、岩出市、紀の川市、海南市、紀美野町など、ニュース和歌山を配布しているところです。
Q.志望した理由・きっかけはどのようなことですか?
いつか和歌山へ戻ろうと思っていましたので、大阪での仕事を辞めるタイミングで、和歌山へ戻りました。
ニュース和歌山は子どものころから慣れ親しんだ新聞だったことで、親近感がありました。私は元々和歌山への愛着が強く、新しいものを見たい、体験したいという気持ちで、「この会社で働けば、仕事を通して多くの人に出会い、もっと和歌山のことを知ることができる」と考えました。実は以前に接客業に就いた経験があり、人と話すことが好きなので、「営業に向いているのではないか」と思ったことも大きいです。
Q.仕事をする上で心がけている事・やりがいを教えて下さい。
お客様のニーズをつかむ為に、お客様がどういうことを望んでいるのかなど、できるだけヒアリングするように心がけています。世間話や趣味などの内容も多いですが、そのほうがお客様と仲良くなれるので積極的に行っています。
お客様に、原稿の内容を提案し、広告の反響がうまく出たときが一番嬉しいです。
また、様々な業種の方とお話しする機会が多いので、色々な知識も必要ですが、今まで知らなかったことを知ることができるのも面白くやりがいを感じますね。
Q.和歌山に戻ってきて感じたこと、思ったことはどのようなことですか?
今まで何気なく見ていた景色が新鮮に見えました。 特に、「自然が多いのは素晴らしい!」と心から思えるようになりました。学生の時には知り合うことのなかった人たちとも友達になり、「和歌山にも面白い人々がいるのだ」、「和歌山の人は優しい」と実感し、そういった人たちから居心地のいい刺激を受けています。
和歌山城 友ケ島
Q.現在就職活動中・今後活動する方へのメッセージをお願いします。
私自身一度和歌山を離れていたUターン組です。和歌山から外に出ることにより、改めて地元和歌山の魅力にも気づき、戻ってきました。
都会を目指す方、地元に残る方と様々ですが、就活は、自分が何をしたいのか、何ができるのかを考え、自らを見つめなおす良い機会です。同時に社会の動向に目を向け、将来を考えることで視野が広がります。部活を通して自らの進む方向が見えてくれば、そういう人材を求める企業とめぐり会えると思います。
目標を持ち、色々とチャレンジしてほしいです。
森嶋さん、本日はほんとうにありがとうございました。