第83社 県内唯一の民間テレビ放送局
本日は、地域に密着した自社番組の充実を図る「テレビ和歌山」を紹介します。
本日は、総務管理本部・総務経理部の吉井部長(右側)と、報道制作本部・報道部のアナウンサー岩﨑氏(左側)にお話をお聞きしました。
Q.会社の経営理念について教えて下さい。
放送事業を通じて豊な地域づくりに貢献することで、和歌山をもっと知ってもらうことです。ローカルであればこそ生まれる親近感と共感、そして、協働の意思で創りあげる番組こそ、地域のポータルメディアとしてふさわしい放送であるとして、自社番組の充実を図ることです。
Q.事業内容について教えて下さい。
主に放送法によるテレビジョン放送その他基幹放送事業です。
その他には、放送番組の制作および販売、テレビショッピングなどの放送時間の販売、出版、録音、録画ならびに撮影業務、「食祭」や「ふれあい人権フェスタ」の受託など、各種イベント・コンサートの企画や制作等の事業を行っています。
Q.仕事をする上で心がけていることや、やりがいはどのようなことですか?
県内や市内で起こっている様々なニュースや出来事を正確に伝えていくことを心がけています。やりがいを感じるのは、放送を通じて様々な人に出会え、情報を提供することで社会に貢献できることです。
Q.これからの事業展開・展望を教えて下さい。
メディア環境が通信と融合し、時代が大きく変化していきますが、それに対応できるように取り組んでいきたいと思っています。
視聴者に対して情報を伝達すること、いわゆるミニコミ的な緻密さで、中央のテレビでは伝えきれない情報をもっと掘り下げ、和歌山で生活していく暮らしをサポートする情報を伝えて行きたいと思います。
Q.会社の福利厚生や取り組みついて教えて下さい。
社員互助会があり、ふくふくセンターの利用や、社員旅行・レクレーション実施の際に会社から参加人数に応じて補助金を出しています。
また、人間ドックについては、30歳以降は5年ごと、50歳以降は毎年、自己負担なしで実施しています。
弊社では、無線技師の資格取得のための経費や、業務上必要不可欠な資格の取得に係る勉学、受験及び受験会場への旅費などの経費は会社負担とし、受験は業務の一環としています。それに加え、職員自身のキャリアアップのため取得した業務資格が、会社の運営にプラスになる場合は、当該資格の取得を積極的に促進する観点から、特別休暇扱いとしています。
Q.職場の雰囲気はどのような感じでしょう。
社風はフレンドリーで、年齢を問わず、非常に明るくコミュニケーションが取りやすい環境です。
Q.採用の際にどういう人物を求めていますか。
私たちが番組を作っていくには、見ず知らずの人に取材したり、綿密な打ち合わせをしたりする中で、相手の言うことを正確に理解し、視聴者に伝えなければなりません。パソコンやインターネットで情報のやりとりをできる現在ではありますが、会話ができる人、面と向かって会話することを大事に思っている人を求めています。
Q,研修について(キャリアプラン等)について教えて下さい。
新入社員は、経営者協会が主催する「マナー研修」に参加していただいてます。
他に業務に関連する研修の案内があれば、該当社員に通知し、参加を促しています。たとえば、県の主催する「人権研修会」などですね。社内研修は、ほとんど先輩社員による「OJT研修」が主体です。その他業務を遂行するに当って必要不可欠な資格、例えば撮影用の車を運転する、大型運転免許取得などに係る経費は、前に述べたように会社負担とし、資格取得の後押しをしています。
Q.現在就職活動中・今後活動する方へのメッセージをお願いします。
便利な世の中になり、様々な情報があふれています。それに右往左往して疲弊してしまわないように、自分でしっかり考え、興味のある分野、会社に挑戦して下さい。インターシップを利用して、是非テレビ和歌山に見学に来て下さい。
吉井部長ありがとうございました。
☆先輩社員 報道部アナウンサー岩﨑悠真さんに聞きました☆
Q.現在の業務内容について教えて下さい。
報道制作本部報道部に所属しています。アナウンサーという職業柄、業務内容は、ニュース読みやCMナレーションの音入れだけなのかなと思われがちですが、自分が取材した内容を編集したり、構成・演出まで手掛けたりもしています。
担当した特集の原稿や挿入するBGMは自分で考えるので、見た方に“わかりやすかった”“よくまとまっていた”と言っていただけたときは、本当にやってよかったと感じます。
Q.志望した理由やきっかけを教えて下さい。
「高校野球のアナウンサーになりたい」と高校生のときに思ったのが、アナウンサーを志望したきっかけです。
高校2年生の夏、智辯和歌山の野球部応援団に所属していた私は、母校の高校野球を担当するアナウンサーの実況を聞いて、「情報量、取材力、想い、まるで母校の中継を担当しているようだ」と感じ、自分も地元和歌山で高校野球実況をしたいと思いテレビ和歌山を志望しました。
Q.和歌山を離れた理由・戻ってきた理由を教えて下さい。
高校2年生で、将来の夢を「高校野球実況アナウンサー」と設定した以上、17年間を和歌山で過ごしている私にとって、”標準語の習得”は絶対条件でした。ですので大学は東京の私立大学へ進学しました。
大学ではアナウンス研究会に所属し、また同時に民放キー局が運営するアナウンスサークルにも通いながら、標準語の習得に勤めました。そして縁があって地元でテレビ和歌山に就職することがせきました。
Q.和歌山に戻ってきて感じたことや思ったことを教えて下さい。
地元和歌山でアナウンサーを続けていて感じることは、やはり”反応の大きさ”です。私の実家は喫茶店で、日曜日に店でコーヒーを飲んでいると、”ボンボン(私の呼称)、最近よく出てるな” ”ゆうまくん、この前着てた服、ちょっと派手すぎへんか?” などと店の常連客からレスポンスがあります。これは他府県で働いていれば感じられなかった人のぬくもりだと思います。あらためて和歌山の人は温かいなと感じます。
Q.現在活動中・今後活動する方へのメッセージをお願いします。
マスコミ業界、テレビ局、アナウンサーの就職活動は、長く険しい道のりになる方が多いのが現実です。体力・日程ともにハードになると思いますが、「なぜ自分がそこを目指すのか」という軸がぶれなければ必ず扉は開かれます。
自分で扉を閉めてしまうことのないよう、悔いのない就職活動を続けて下さい。
岩﨑さん、貴重なお話しありがとうございました。ご活躍お祈りします。