きらり輝く元気な企業 第66社
ご紹介する企業は、「仕事+やりがい 豊かな暮らしと夢の実現のおてつだい」“きのくに信用金庫”です。
今回は、人事部の北野充彦次長と川口祐司課長代理、本店営業部得意先係の村山瑛紀さんにお話を伺いました。
(左:北野次長 右:川口課長代理)
Q.経営理念を教えて下さい。
信用金庫ということで、「地域の皆様とともに」を主な経営の柱として、
①顧客志向 地域金融機関として、質の高いサービスを提供し、人々の豊かな生活と事業の夢の実現に貢献します。
②地域密着 地域とともに歩み、ともに発展し、経済と文化の興隆につとめます。
③堅実経営 常に時代を先取りする積極的な取り組みを行い、会員、お客様、職員の幸福を追求します。
地域の皆様からお預かりをした大切なお金を、地域の必要とする方に使っていただき、地域が発展するという循環が大切であり、責任を感じながら堅実な経営を行っていきます。
Q.事業内容について教えて下さい。
預金業務、融資業務、為替業務の伝統的な3業務をはじめ、金融商品(投資信託、保険)の取り扱いにも力を入れています。
弊庫は多岐にわたる業務内容から様々な職種があります。まず得意先係ではお客様のご自宅や事業所へ直接出向き、金融ニーズに合ったご提案やご相談をさせていただく事業展開を行っています。次に預金係では支店の窓口において、預金の入出金、振込み、税金・公共料金の収納などの手続きをしています。融資係では、来店されたお客様のご融資の相談、審査・実行の手続き、及び融資実行後のフォローや債権管理を行います。その他、お客様のニーズに合った資産運用のプランをご提案やアドバイスを行うマネーアドバイザーなどがあります。
弊庫ではFace to Faceを大切にしており、直接お客様とお会いして、金融に関する様々なご相談やご提案、アドバイスをさせていただく営業スタイルを行っています。
Q.仕事をする上で心がけていること・やりがいを教えて下さい。
金融機関は、特にお客様から信頼・信用していただかないと成り立たない仕事です。全てにおいて正直で、かつ誠実であることを心掛けるようにしています。常に相手の立場を思いやり理解する事が、お客様目線につながり、相手の気持ちを察することができるようになります。お客様に喜んでいただくため、お客様のニーズに対し真面目に一生懸命に取り組む事が一番大切なことであり、お客様から「ありがとう」という言葉を掛けていただいた時が一番やりがいを感じる瞬間です。
Q.これからの事業展開・展望を教えて下さい。
弊庫はお客様とFace to Faceでの対面営業を大切にしているので、お客様との距離が近いところが一番の強みです。一方で、若年層(特に勤労世代)とのお取引をいかにして増やしていくかが今後の課題でもあります。昼間働いている方々に、どのようにして利用していただくかがポイントになり、時間や場所などにとらわれないインターネットを使った取引のチャンネルを増やしていく事が重要になってくると思います。
弊庫の強みを活かした営業スタイルで新規顧客開拓を行い、県内のシェアの拡大を図っていきたいと思います。
Q.福利厚生や取り組みについて教えて下さい。
一年を通じ全職員が必ず取得することになっている、「リフレッシュ休暇(平日5間連続で取得)」と半年に2日取得できるアニバーサリー休暇などいろいろな休暇制度があります。
また出産休暇・育児休業があり、お子さんが最長2歳になるまで休暇を取得できるように制度を整えています。今までも数多くの先輩職員が育児休業を取得しており、職員同士の理解もあるため、短時間勤務の利用率も高く、また急な休暇の際も融通が利くなど,職員にとって働きやすい環境となっています。男性の育児休業取得者も増えており、平成28年に「子育てサポート企業」として“くるみん”認定を受けました。
他にも、働き方改革の一環としてノー残業デイを月に3日間設けるなど、定時退庫の推奨をしています。また、福利厚生面では、法人契約している宿泊施設やスポーツジムの利用が可能です。
Q.職場の雰囲気を教えて下さい。
弊庫は、風通しが良く、温かい社風が自慢です。わからないことがあっても、上司や先輩が優しく丁寧に教えてくれます。また何でも相談のできる先輩や同僚も多く、悩みを抱え込むことなく安心して働け、家族といるようなアットホームな職場のため、離職率も非常に低く、職員の皆様には長く働いてもらえています。
Q.採用について求める人材について教えてください。
1.正直で素直な人。
2.明るくて前向きな考え方ができる人。
3.コミュニケーションが上手にとれる人。
自分が話すだけでなく、上手く話を聞き言葉のキャッチボールができ、お客様との信頼関係が築ける人を求めています。また入庫後は常に勉強してもらわないといけません。社会人になったから勉強は終わりではなく、社会人になってからの方が学ぶことが多いので、自らを高める意欲旺盛な人であって欲しいと思います。
Q.研修について(キャリアプラン等)教えてください。
金融機関で取り扱う商品にほとんど差はありません。差がつくとすれば、弊庫では「人」であり「知識」であると考えており、人材育成に力を入れています。
まず入庫して3年目までは、新入職員研修やマナー研修、業務研修等を担当業務別に定期的に行っています。その後は中堅職員研修、新任管理職研修、支店長研修などの階層別研修の他、コンプライアンス研修や部下教育研修等、多岐にわたる研修を行っています。そして研修後は知識の定着を図るために、先輩職員によるOJTを通したマンツーマン教育を行うなど、人材育成を行っています。
また人事制度の中で、資格取得や通信講座・検定試験で合格をしないと昇進・昇格できないなど、必然的に勉強して知識を習得してもらうシステムになっています。そのため、仕事で必要な資格については、受験約1ヶ月前に勉強会を開催し、通信講座や検定試験では費用の負担をする等のサポート体制を充実させています。
ありがとうございました。
それでは、ここから入庫3年目の得意先係の村山瑛紀さんにお話を伺います。
Q.和歌山で就職しようと思ったきっかけや御庫を志望した理由を教えてください。
高校卒業後に静岡の大学へ進学したときから、若い力で和歌山を良くしたいという思いがあり、和歌山に戻って就職しようと思っていました。
就職活動の時に会社説明会や合同企業説明会に参加して、多くの企業をみて、弊庫の会社説明会での暖かくアットホームな雰囲気に魅力を感じて志望しました。
(村山瑛紀さん)
Q.現在の業務内容とやりがいについて教えてください。
得意先係で、主に個人担当として、個人のお客様のお宅を訪問し、預金業務やマイカーローンや住宅ローン、投資信託や保険商品など様々な提案をしています。仕事のやりがいは、こちらから商品の提案をしてお客様から喜んで頂いたり、お客様との信頼関係を築くことができるところです。その中でも一番心に残っているには、終身保険商品の提案をして、1~10まで説明し、納得してもらい「良い商品を教えてもらったよ。ありがとう」と喜んで頂けたことです。お客様に感謝して頂ける事がやりがいです。
今後はより一層経験と知識を積んでいき、法人を担当する事業所担当を目指してステップアップしていきたいと考えています。
Q.最後に現在就職活動中の方へメッセージをお願いします。
村山さん―
就職活動をする中で、様々な会社を見られることと思います。色々と迷うことや不安になることもあると思いますが、就職した後で、仕事でやりがいを見つける事が一番大事だと思います。自分に合った企業でやりがいを持ってほしいと思います。そして数ある会社の中から「きのくに信用金庫」を選んでもらって、一緒に働けたらと思います。
川口課長代理―
就職活動はインターネットだけでしないで下さい。検索しただけで就職活動をしたつもりになってしまうので、「実際に社員さんに会って話を聞く」「お店に足を運んで商品を手にとる」など現場に行って話を聞いた方が、企業のイメージが湧くのでミスマッチは減ると思います。
北野次長―
スマートフォンだけでなく、新聞紙面やテレビのニュース画像など、日頃から世の中の動向などを見て、業界・企業研究して欲しいです。また説明会等を通して、自分の目で見て、耳で聞いて、足を運んで、肌で感じるようにして下さい。就職は企業の規模や知名度だけではなく、自分に合うか合わないかの一点に尽きると思います。規模の大きい企業に勤めても合わないで辞めてしまえば、そこまでです。自分に合う会社に就職できるように、後悔のないように努力して就職活動をして下さい。