誰もが目にしたことがある“あの生菓子”を製造しているこだわりのものづくり企業

今回は、六十谷橋北詰にある「太陽食品株式会社」さんにお邪魔しました!

私事ですが、15年前から六十谷に住んでいますが、

実はこんな近くで、“あの商品(生菓子)”が作られていたとは…

恥ずかしながら全く知りませんでした。

   

編集長、このロールケーキ見たことありませんか?

実は、誰もが見たことのあるこのロールケーキをはじめ、

様々な生菓子が太陽食品さんで製造されています。

 

今回は、太陽食品株式会社代表取締役社長の

窪田 和弘(くぼた かずひろ)さん(60)にお話をお聞きしました。

 

まず、太陽食品さんでは、約300種類の生菓子を製造されていて、

六十谷にある本社、府中工場、バームスタジオの3か所の拠点を構えておられます。

従業員は、約200人(うちパートさんは160人)で、特にたくさんの女性が活躍されています。

 

そんな太陽食品さんですが、

会社や工場を見学させてもらっているうちに、疑問に感じることがありました。

これだけ大きな会社なのに、なぜ、今まで知らなかったんだろう???

もちろん、自分自身の勉強不足でもあるのですが、

理由のひとつとして、会社の看板を大きく掲げておられないことに気が付きました。

太陽食品さんでは、自社ブランド「Oeuf(ウッフ)」をスーパーやコンビニに卸販売されているほか、

OEM(他社ブランドの製品を製造)にも積極的に取り組まれておりますが、

会社の方針として、“ものづくりに徹する会社”を目指し、

「開発力」、「品質管理」、「プレゼン能力」に特化してこられたようです。

現に営業部がない太陽食品さんですが、各メーカーとのコミュニケーションを密にすることで、

信頼感が生まれていくんだとのお話が印象に残りました!

 

また、工場見学にもご丁寧に対応いただき、本当にありがとうございました!

白衣にキャップ、マスクの着用はもちろん、

特に衛生面、(食の)安全面には何重ものチェック体制が取られていることが、まず印象的でしたが、

従業員のみなさんが快い挨拶で出迎えていただいたこと、

本当に気持ちが晴れやかになりました\(^^)/

       

とともに…

“あのロールケーキひとつひとつが、

こんなに従業員さんひとりひとりの手際よい職人技で作られているんだ!”と知れたことで、

これからは感謝を込めて、少し違う感覚で、いただけそうな気がします。

 

少し脱線しましたが、

和歌山市が豊富な地域資源を活かし、進めようと考えている“6次産業化”の推進についても、

太陽食品さんでは、直接、農家の方と接することを、既に心がけているとのことです。

和歌山には、たくさんの農作物があるのに、農家が儲かっていないのが問題とおっしゃっていました。

農業が商売として成り立つ仕組み作り、つまり、一連の流れを組織化していかなければならず、

それを今後も会社を挙げて、お手伝いしていきたいと言っていただきました!

 

和歌山市でも、新年度に向け、産業を元気にを合言葉に準備中ではありますが、

社長からは市が自身の満足度を高めることができたとしても、

事業者が求めているものと合致するとは限らないとのお言葉をいただきました。

確かに、今回のように、お話を聞かせていただくことで、ニーズを把握するとともに、

工場等現場を見せていただくことも重要で、ボタンの掛け違いのないように、

事業者の皆さんと一緒になって進めていく必要性を実感しました。 

それから、

太陽食品さんでは、取引企業が全国にわたっていますが、

そのうち、和歌山はほんの「0.1%」に過ぎないとのことです。

今回に限らず、地元和歌山市の魅力企業を学生をはじめ、

若い方を中心に、もっと知ってもらいたいと

私自身改めて感じたところです。

 最後に、窪田社長に今後についてお聞きしました。

今までどおり、 無理やり“No.1企業”を目指すのではなく、

工場力UPに努めるとともに、楽しく仕事ができる環境を作り、

なおかつ収益を上げることができれば…とおっしゃられていました!

 

過密なスケジュールの中、「いらっしゃい」と明るく出迎えていただき、

長時間にわたりご対応いただいた上、

逆にこちらに熱いYELLを送っていただいたような気がします♪

本当にありがとうございました。また立ち寄らせてください。

 

♪♪以上、今回の担当は、“記者A”でした♪♪

 

太陽食品株式会社