きらり輝く元気な企業29「ファイバードラム国内シェアNo.1」

和歌山市のがんばる企業!
「ファイバードラム国内シェアNo.1」
今回は、太陽シールパック株式会社を紹介します。
   
    ( 太陽シールパック株式会社 )

本日、お話してくださったのは代表取締役社長糟谷雅隆さん、工場長山下善規さんです。
   
    ( 山下善規さん、糟谷雅隆さん )

 Q.会社の経営理念を教えてください
-当社の企業理念は、「尽道楽生」(じんどうらくしょう)です。1990年からこの企業理念を採用しています。これは2代目社長の造語です。「人生や仕事には、様々な道がある。それは、進むべき方向、手段と言い換えることができる。お客様のお役に立つこと、お客様に喜んで戴くことをよく考えて、たくさんの選択肢から当社が進むべき方向を定めて、様々な手段を考え尽くし、できることをやり尽くすことで、お客様も、会社も、社員も、楽しく、心安らかに、生きていきたい」という思いが込められています。
 社内のパソコンには企業理念「尽道楽生」を表示し日々実現に向けた努力をしています。

Q.事業について教えてください
-1954年に初代社長の糟谷光夫がファイバードラム製造の研究に着手し、1955年に試作品完成と共にファイバードラム製造販売会社として太陽シールパック株式会社を設立しました。研究を始めたきっかけは、戦後、米国からの援助物資として脱脂粉乳がファイバードラムに入ってきたのを見たためのようです。

当社の主な事業は、ファイバードラムを初めとした産業用包装資材・機材の製造・販売です。当社は日本で初めてファイバードラムを製造しました。現在6社あるファイバードラムメーカーのなかで国内シェア約40%とトップです。全国に5つの工場があり、化学や医薬、食品会社を中心としたお客様に製品をご提供しています。

 ファイバードラムとは、簡単にいうと、紙製のドラム缶のことです。円筒状で紙と鉄との組み合わせというシンプルな形状です。主に化学品や医薬品の粉体の輸出用に使用されています。ファイバードラムが優れている点は、軽量、機能の付加が容易、容量・寸法の自由度が高い、安価などです。
 お客様のご要望に沿って様々な容量、サイズ、仕様のものを企画・開発し、製造しています。
 2000年に当社が開発し製造を開始した「Aドラム」は、環境に優しいことをコンセプトにしたファイバードラムです。一般的なファイバードラムのSタイプと違い胴部を全部紙製にすることで分別を容易にし、リサイクル性が向上しました。Sタイプと同等の強度を実現するための技術開発に苦心しましたが、その特長から、特に医薬関係のお客様にご好評を戴いています。
 他にも全て紙製のオールファイバードラムなどの種類があります。

  

Q.会社の福利厚生等について教えてください
-健康保険、雇用保険、労災保険、退職金制度などのほかに、通勤、営業、残業などの手当があります。
 社員の交流を促進するための親睦会「太陽会」があり、社員旅行や食事会などを実施しています。
 また、会社の経営方針を社内に浸透するため、年1回「経営方針発表会」を実施しています。その際には、和歌山、新潟、東京、神奈川、香川、山口と全ての拠点の社員が一堂に集まります。経営方針発表会後の懇親会では、毎年、工夫をこらした企画で盛り上がります。

Q.職場の雰囲気について教えてください
-若い社員が多いので明るい雰囲気です。残業削減に向けた取り組みを進めていて、有給休暇も取得しやすいです。就業時間中は基本的にお互いの仕事を尊重していますが、問題が発生すると協力して、解決に向けて迅速に行動しています。

 オフィス内に社員の固定席はありません。毎日出社時に抽選し、当たった席に個人別のノートパソコンや電話を設置し仕事をします。同じ部署でかたまらず、部署間の情報交換を円滑に行うためです。帰宅時にはパソコン等は片付けるため、机の上の整理整頓を毎日していることになります。


  
     ( その日に席が決まります )

Q.これからの事業の夢・目標を教えてください
-当社はファイバードラムに関しては国内トップですが、産業用包装資材・機材の分野では、まだまだ十分お客様のお役に立てているとはいえません。お客様への提案力、製品開発力をさらに高め、もっと多くのお客様に広範囲の製品についてお役に立てるようになりたいと考え、日々活動しています。
 

Q.仕事の上でのやりがいや心がけている事を教えてください
-当社の仕事の魅力は、お客様のご要望をお聞きして、それにそった製品開発ができ、一度ご採用戴くと継続的にご使用戴ける点です。当社製品に、お客様の製品を入れて戴き、それが世界中に輸出されることで、世界中の人々の役に立っています。そのことに誇りと責任をもって仕事をしています。
 産業用包装資材・機材のプロフェッショナルとして製品開発やご紹介、納入など、お客様に対して質の高い対応をし続けることが苦労であり、やりがいでもあります。
 お客様の状況やご要望、仕事内容を正確に把握し、お客様が必要とする製品を、必要な時に、必要な数量、お届けしないといけません。お客様に製品をご提供するまでの仕事の流れが円滑にいくように、社内でのコミュニケーションを高めています。

 

Q.求める人材、そして、メッセージをお願いします
- 当社が求める人材は、心身ともに健康で、明るくて、素直な人です。仕事をしていく中で、得意分野をもち、その知識、経験、技能などを高めていってもらいたいです。
 当社はメーカーなので、最初は工場の社員として入社して戴く場合が多いです。その後、経験を積んで、様々な分野で活躍している社員がいます。工場の責任者になったり、営業になったり、技術開発を行ったりとステップアップしていきます。仕事の幅が広いので、仕事に積極的に取り組みながら、興味がある分野を伸ばしていってもらいたいと思います。
 工場には新卒の女性の社員が増えてきています。男性、女性関係なく活躍できる、働きやすい環境を整備しています。
 様々な分野で当社の発展に貢献して戴ける社員を広く募集しています。

  
     ( ガラス貼の社長室 )

 

次にIターンされた和歌山工場工場長の山下善規さんにお話を伺います。
Q.太陽シールパックへ就職したきっかけと現在の仕事について教えてください
‐私は香川県の出身です。当社への就職のきっかけは高校の求人票を見て興味がわいたからです。ファイバードラムは全く知りませんでした。
 入社して最初は四国工場に配属になりました。その後、四国工場で5~6年、関東工場で3年間、製造の仕事に携わりました。その後、技術部門に配属になり、和歌山に異動し、製品や機械の開発や改良、メンテナンスを行いました。
 現在は、和歌山工場の工場長と、技術課の課長を兼務しています。

 

Q.仕事の上でのやりがいはどんな所でしょうか
‐入社してすぐは、仕事に慣れないこともあり厳しかったです。しかし、今まで続けることができているのは、厳しさ以上のおもしろさがあったからだと思います。
 工場では様々な機械を使ってファイバードラムを製造します。最初はうまく操作できなかった機械が手足のように操作できるようになり、操作できる機械が増え、どんどん応用がきくようになります。作業を覚え、製品や機械の開発にも興味を持ち始めたなかで技術部門に配属になりました。そこで電気や金属加工の技術を習得していきました。できることが増えるにつれて、要求されるレベルが高くなるし、たくさん勉強しないといけなくなり大変でしたが、新しい挑戦は刺激的で、夢中になって仕事に取り組みました。
 
 昨年(2016年)の本社・和歌山工場の移転は大きな挑戦でしたが、社員が協力して準備し、問題なく移転が完了しました。一人では限界があっても、みんなで協力すれば大きなことができます。それも仕事のやりがいになっています。

 

Q.仕事の上で心がけていることを教えてください
‐安全には最大限配慮し、お客様に安心してご使用戴ける高い品質の製品を製造できるようにしています。
各工場に定期的に設備のメンテナンスに行くため、その際の意思疎通や問題の発見・対応に気を配っています。

 

Q.和歌山市での暮らしはどうですか
和歌山に来て20年になります。和歌山で結婚しました。和歌山は「都会」というほどごみごみしていないし、「田舎」というほど不便でもないので住みやすいです。大阪へ出る交通の便もいいですし、山や海もすぐに行くことができ、便利です。食べ物がおいしいところも気に入っています。これからも和歌山で暮らしたいと思っています。

 

Q.今後の目標とメッセージ
‐仕事を始めてすぐに、自分がしたい仕事ができる人は少ないと思います。それほどしたくない仕事にも丁寧に取り組むことで仲間の信頼を得て、したい仕事ができるようになってきます。そして、より難しい仕事に立ち向かい、努力と工夫で克服していくなかで、知識や経験が身につき、できる仕事が増えて、仕事が楽しくなってきます。

一緒に成長していく意欲が高い方、お待ちしています。

太陽シールパック株式会社